前回まで未就学児のインターネット利用状況や保護者の問題行動などについて書いてきましたが、本日も引き続き、乳幼児がインターネットを使う際気を付けることを取り上げていきます。
→「スマホ育児」…未就学児にスマホを使わせるのって、アリ?
→未就学児のいるパパやママがついやってしまう4つのこと
「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」によると、乳児、幼児がネット接続で利用する機器の割合は以下になっています。
0~3歳児
- スマートフォン … 68.5%
- タブレット型端末(iPadなど) … 37.7%
- ノートパソコン … 27.3%
- デスクトップパソコン … 13.5%
- 携帯電話・PHS … 8.9%
4~6歳児
- スマートフォン … 51.5%
- タブレット型端末(iPadなど) … 42.5%
- ノートパソコン … 37.8%
- デスクトップパソコン … 21.2%
- 携帯電話・PHS … 13.2%
今まで「スマホ育児」について記事を書いてきましたが、スマホ以外にもタブレット型端末やノートパソコンなどもかなり乳幼児に与えているパパやママが多いですね。
我が家にはタブレット端末とノートパソコンはないのですが、確かにスマートフォンとデスクトップパソコンは7歳の子供にかなり以前から使わせています。
自分なりに使用時間や見せる内容については気を配ってきたつもりではありますが…。
国として示している方針はあるのかな?と思い色々と調べてみました。
今日は、経済産業省の提唱する、未就学児のいる保護者の責任ある行動4つについてまとめてみました。
1.スマホやゲーム機は親子で一緒に利用しましょう
子どもは保護者と一緒に遊び、会話をすることで社会のルールや物事の善悪を学びます。
親子一緒に遊ぶ機会を大切にしましょう。
子どもと一緒にゲームをする際は親子の会話も楽しみながらやるといいですね。
私も私の主人ももともとゲーム好きなので、我が家の場合はその辺は一緒に楽しみながら出来ていたと思います。
この際、パパやママも童心に帰ってゲームを楽しんでみてはどうでしょうか!
2.家庭での使用ルールを作りましょう
子どもは大人の行動を真似して学習します。
スマホ、ゲーム機の使用ルールを作成する際には保護者が率先し、一緒に守る姿勢を示しましょう。
最初にきちんとルールを決め、子供の前では保護者も必ずルールを守るということを注意しましょう。
子どもは親をよく見ています。
大人はちょっとくらいいいや…と思ってルールを自ら破っていると子供は絶対に気づいています。
3.動画やゲームは保護者が選びましょう
暴力的な動画やゲームはお子さんの情緒面での発達へ悪影響を示唆する研究もあります。
子どもの興味・関心を尊重しつつ、CEROなどの団体や事業者によるレーティング(推奨年齢)を参考に、あくまで保護者手動で良質なものを選ぶよう心がけましょう。
どうせなら子どもにとって有益な、質の高いゲームをやらせたいですね。
私はよく、日本地図のパズルゲームをやらせていました。
4.レーティングや保護者管理機能を活用しましょう
子どもに適したレーティングであるかを確かめ、保護者管理機能で利用環境を整備したうえで子供に「貸し」与えるなど、いつでもお子さんの状況をチェックできるようにしましょう。
保護者管理機能でできる利用制限の例
携帯型ゲーム機
- インターネットブラウザでの利用制限
- 専用SNSサイトの利用制限
- 専用ショップでの購入制限
- 写真やテキストの送受信制限
- ほかのユーザーとのインターネット通信制限
- ゲームソフトのレーティング(推奨年齢)の確認
など
スマートフォン
- アプリのレーティング
- 各サイト運営者が提供する成人向け情報の制限機能(セーフサーチや制限付きモードなど)
- 利用アプリの制限
- アプリのインストール制限
- フィルタリング
- チャイルドロック
- タイマー機能
など
いかがでしたか?
子どもとインターネットの「良い出会い」や「利用習慣の基礎」を作ることは保護者の責任ですよね。
小さいうちからきちんと節度を持って利用する習慣を、我が家の子どもにも身につけさせたいと思っています。
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