今年もまたこの季節がやってきました!
…そう、花粉症です。
私は高校生の時に花粉症になりましたので花粉症とはかれこれ20年の付き合いになります。
日本気象協会のホームページによりますと、本日2月2日の花粉飛散量は東京では「少ない」になっています。
花粉とは長い付き合いですから、飛び始めると気配で分かります。
(そういう方、多いですよね)
日本気象協会によると近畿、四国、九州地方で前シーズンの2倍以上の飛散となると予報されました。
ウェザーニューズによれば、西日本では、多いところで4~10倍にもなるエリアもあるとされ、今年は大量飛散の予感ですね。
ただ、私が住む関東地方はやや少ない見込みとのことで多少安心しています。
しかし、花粉症対策は必須!
少しでも快適に春を過ごせるように、花粉症対策のポイントをまとめました!
普段の生活でできる花粉症対策
外出時は必ずマスク着用、花粉対策眼鏡も効果的
花粉対策用のマスクが一番いいですが、使い捨てのものでも十分です。
個人的には毎日のことなので安い使い捨てマスクを着用するのが余計なストレスもなく、簡単で良いと思います。
また、各眼鏡メーカーで販売している花粉対策眼鏡も非常に効果的です。
しかしマスクを付けるだけでも月とスッポンの違いがありますから、マスクは必ず着用しましょう。
アウターはウールやボアは避け、ナイロン製や目の詰まった生地の服に
まだまだ寒いこの時期、コートやジャケットは必須ですが、ウールやボアなど花粉が付きやすい生地のものは避けましょう。
ナイロンや目の詰まった生地で表面ができているアウターにしてください。
ウール製のコートなどでは花粉がうまく落ちず繊維の奥に入り込んでしまいます。
手で払った時にツルっと花粉が落ちるようなアウターにしてください。
帰宅時は玄関の外で花粉を払い、手と顔をすぐに洗う
帰宅時は必ず玄関の外で髪や服に付いた花粉を払い落とし、家の中に花粉を入れないようにしましょう。
また花粉症は肌の炎症を引き起こすことが少なくありません。
肌のかゆみなど現れる人は特に、家に帰ったらすぐに手を洗い、女性は化粧も落として良く保湿するよう心がけましょう。
洗濯ものや布団は外に干さず、家の中で
これはとても重要です。
私は高校生の頃、ひどい花粉症に突然なったのですが、家族に花粉症の人間がいなかったため対策法がわからず、母が外に干した洋服や布団で生活していました。
一日中ひどい鼻づまりと目のかゆみ、頭痛、鼻の奥と顔全体がぼーっとするような鈍い痛みに数か月悩まされ続け、その状態で大学受験をしたのです。
あの頃はそうするしかなかったのですが、今思うとすごくかわいそうだったな、私…と思います。
絶対に洗濯ものや布団を外に干してはいけません。
ベースメイクは必ずする
近年、「スギ花粉皮膚炎」に悩まされる女性が急増しています。
くしゃみや目のかゆみなどのいわゆる「花粉症」の症状は出ないのに、ひどい肌荒れや肌のかゆみに悩まされるのだそうです。
かき始めるとかゆみがどんどん増してしまい、症状が全身に及んでしまう人もいるのだとか。
春になるとまぶたなど皮膚の薄いところがかゆくなったり、化粧のノリが悪くなる人などはスギ花粉皮膚炎の疑いがあります。
予防法は簡単で、「ベースメイクをして、花粉を直接肌に触れさせないこと」。
医師もファンデーションなどで肌を保護することを推奨しています。
また、各化粧品メーカーは花粉対策ファンデーションなども開発していますので興味のある方は使ってみてもいいでしょう。
ヨーグルトを毎日、継続して食べる
花粉症対策として有名な方法ですが、実際効果があるようです。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌が腸内で働くことによって、腸内環境が改善され、免疫力が高まり、アレルギーの花粉症状も緩和されるということです。
しかしヨーグルトを食べてすぐに効果が出るというものではなく、長期間コツコツと食べ続けることによって体質が改善され、その結果症状も軽くなるというものなので、今すぐ始めても効果が出るのは早い人で1か月~4か月、残念ながら体質によっては効果が感じられない人もいるそうです。
量としては1日300gを目安に摂取すると効果的だそう。
根治が期待できる!?舌下免疫療法
一般的には、花粉症を病院で治療しようとすると、花粉が飛散する2週間ほど前から抗アレルギー薬の服用で予防する方法が取られています。
また、レーザー治療で症状を抑え込む治療もとても有効です。
しかし、2年前から保険が適応されるようになった「舌下免疫療法」では、なんと根治が期待できるそうなのです!
「舌下免疫療法」とは
「舌下免疫療法」とは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を含むエキスを少しずつ体内に吸収させることで、体を守る免疫を誘導する治療法で、継続的に行うことで長期的に花粉症の症状を軽減させていくことが期待できます。
1回目の舌下投与は医療機関で行い、2回目以降は自宅で毎日投与していきます。
2014年以前に日本で認可されている方法は注射による免疫療法のみでしたので、患者の負担も大幅に軽減されています。
治療の開始時期は?
花粉が飛び始める数か月前には始めていないと間に合いません。
遅くとも11月頃には治療を開始する必要があるそうです。
基本的には通年治療ということになります。
全員に効果があるの?
ゆたクリニックによりますと、治療を受け、症状が改善された人の割合は以下です。
- 花粉症が治癒…20%
- かなり楽になり花粉症薬の薬が激減した…30%以上
- 症状はあるが以前より楽…20~30%
- 治療効果なし…10~20%
治療患者の約80%に効果がみられたということですが、まったく効果がない人も20%いますので、治療前には必ず医師と相談し、納得の上で治療を受けることをおススメします。
子供も治療を受けられるの?
現在では、「スギ花粉症」と診断された12歳以上の患者が治療対象で保険が適用されます。
しかし12歳以下でもドクターによっては自費で治療することも可能だそうです。
また、日本医科大学の医学博士、大久保公裕先生によると、近いうちに小さなお子さんにも使えるよう開発が進められているそうです。
将来の事も考えて一度、最寄りの先生に相談してみるのもいいかもしれません。
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