突然ですが、整形手術をしたいと思ったことはありますか?
私は、あります。
自分の顔や体が嫌で嫌でコンプレックスだらけで、毎日のように整形手術のことを考えていた時期もありました。
「美人女優」と言われる人たちでさえ、整形手術疑惑が後を絶ちませんし、実際行っている人も多数いると思われています。
韓国などは「整形大国」と言われ、女性は整形手術をするのが当たり前、整形しているかしていないかで就職活動にも大きな影響が出るとさえ言われています。
そんな中、美容整形・美容外科高須クリニック院長、高須克弥さんが恋人の漫画家、西原理恵子さんを頑なに整形しないという話が話題になっています。
西原理恵子さんは高須克弥さんに、必死に整形手術をしてくれるようにお願いしているのらしいのですが、高須院長は「絶対にダメ」と話に応じないそうなのです。
高須院長ほどの人であれば、恋人の容姿を望むように変えることは可能なはずですし、恋人が美しくなることは一見いいことのように思いますが、どうして施術してあげないのでしょうか。
高須院長は西原理恵子さんをこう説得しているそうです。
いいですかりえこさん、人は欠損に恋をするんです。黄金率でないもの、弱いもの、足りてないもの、人はそれを見た時、本能で補ってあげようとする。その弱さや未熟さを自分だけが理解していると思う。欠損の理解者になるのです。
ううむ。深い。
確かに言わんとすることはよくわかります。
高須院長は美について熟知しているでしょうし、どうすれば完璧な容姿に近づくことができるのかも知っていて、さらに「見慣れている」ので、より「個性」が美しく見えるし魅力を感じるのかもしれません。
でも現実は、高須院長自身が仰っているように、一重まぶたや低い鼻、小さな胸などは「個性」ではなく「欠損」と感じるんですよね。
絶対に欠損などではないのにもかかわらずです。
特に女性に対する見た目の美しさの評価の基準は高く、見た目で人生そのものが大きく左右されると言っても過言ではないですよね。
私は昔から美人の友達が多かったので、本当に惨めな思いをすることも多かったんです。
本来なら、美人ばっかりちやほやする男なんて性格悪い!と切り捨てるくらいの強さがあればよかったのですが、昔の私は「この小さな一重の目が悪い!」「この鼻さえ高ければ…」となぜか自分が悪いと思ってしまっていたんですよね。
そういう女性って多いのではないでしょうか。
実際、私の知り合いや友達でも整形手術を行っている女性はたくさんいます。
世の中にこれだけ美容整形の病院があって、男性と女性の二重まぶたの比率を見ても女性の二重率が非常に高いことを見ても、言わないだけでこっそり整形手術している女性は相当数いることは想像に難くありませんよね。
そんな私ですが、美容整形賛成派です。
コンプレックスを抱えて生きてきた身としては、自分の嫌いな部分が解消されることで精神が自由に解き放たれることもとてもよくわかるからです。
でも結局、私自身は現在に至るまで整形手術はしませんでした。
何度もしたいと思いましたし、実際に病院を調べたりもしましたし、実際に手術をした友達のこともうらやましかった。
もし私の子供たちが「整形手術をしたい」と言い出したら、その気持ちを受け止めて相談に乗るだけの度量はあると思います。
なぜしなかったのかと言えば、私はメスを入れた整形手術は大体それとわかってしまうからです。
美容整形の先生は自分が施術する側ですから、「美容整形した人はすぐわかる」とよく言いますよね。
私はそこまでではないと思いますが、「この人やってるなー」と思うことが多いんです。
もちろん、ちょっとしたプチ整形や傷口がわかりにくい場所にあるエラの縮小手術などは元の顔を知らないので馴染んでしまえばわかりません。
別に整形手術をしたことがばれたっていいじゃん、とも思いますが、私はそれによって「顔にコンプレックスを抱えていた人なんだな」と思われるのが嫌だったのかもしれません。
本当は今でもしたいと思っているんですけどね、多分死ぬまでしないでしょうね。
ビビりですし(笑)。
ただ、次男出産後にドッと増えたシミは時間ができたら取りに行きたい!と切実に思っています。
美を願う女性の欲には限りがありませんね。
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