育児に疲れたすべてのママに贈りたい詩『最後のとき』

子供

育児に疲れたすべてのママに読んでほしい詩『最後のとき』

皆さんは育児を楽しめていますか?

もちろん楽しいこと、うれしいこともたくさんありますが、思い通りにならない子どもにイライラして「もう、いや!」と思ったことのあるママたちも多いことと思います。

私の場合、7歳になる長男は超が付くほどの甘えん坊でそのくせやんちゃで、今まで正直、本当に手を焼きました。

もうすぐ2歳になる次男が生まれてからは甘えてきてもなかなか相手をしてあげられず、
「もう、いい加減にして!」
「あっちに行ってて!」
なんて言ってしまったことも数えきれないほどあります。

本当は甘えさせてあげたい、でも、日々の生活に追われてなかなか自分の思うように子どもを甘えさせてあげられない…。
そんなママたちにぜひ読んでほしい詩があります。

『最後のとき』という詩です。

最後のとき

赤ちゃんをその腕に抱いた瞬間から あなたはこれまでとは全く違う人生を生きる。
以前の自分に戻りたいと思うかもしれない。

自由と時間があって 心配することなど何もなかったあの頃の自分に。

今まで経験したことがないほどの徒労感、毎日毎日まったく同じ日々。

ミルクを与えて背中をさすってやり、おむつを替えては泣かれて、ぐずられて嫌がられて、昼寝をしすぎてもしなくても心配で、終わることのない永遠の繰り返しに思えるかもしれない。

だけど忘れないで……。
すべてのことには、「最後のとき」があるということを。

ご飯を食べさせてやるのはこれが最後、というときがやってくる。

長い一日のあと子どもがあなたの膝で寝てしまう。
だけど眠っている子どもを抱くのはこれが最後。

子どもを抱っこ紐で抱えて出かける。
だけど抱っこ紐を使うのはこれが最後。

夜はお風呂で髪を洗ってやる。
だけど明日からはもう一人でできると言われる。

道を渡るときには手を握ってくる。
だけど手をつなぐのはこれが最後。

夜中こっそり寝室にやってきてベッドにもぐりこんでくる。
だけどそんなふうに起こされるのはこれが最後。

昼下がりに歌いながら手遊びをする。
だけどその歌を歌ってやるのはこれが最後。

学校まで送っていけば行ってきますのキスをしてくる。
だけど次の日からは一人でだいじょうぶと言われる。

寝る前に本を読み聞かせて、汚れた顔をふいてやるのもこれが最後。

子どもが両手を広げてあなたの胸に飛び込んでくるのもこれが最後。

だけど「これが最後」ということはあなたには分からない。
それがもう二度と起こらないのだと気付くころにはすでに時は流れてしまっている。

だから今、あなたの人生のこの瞬間にもたくさんの「最後」があることを忘れないで。

もう二度とないのだと気付いてはじめて、あと一日でいいから、あと一度きりでいいから、と切望するような大切な「最後のとき」があることを。

最後のときは確実に訪れている

これは数年前からFacebookやSNSで広まった英語の詩で、作者は不詳だそうです。

たくさんのママたちの共感を呼んできたこの詩、私も胸が締め付けられました。

そうなんだ、「こんな時にやめてよ!」とつい考えてしまいがちな子どもの行動も、「早く一人でできるようになってくれないかな」と思ってしまうことも、すべてに終わりがくるんだ…。

そう考えてから、これから近い将来、次々と「最後のとき」が訪れるであろう長男のことをすごく愛おしく思うようになりました。

甘えてきたら、すべて受け入れるようにしよう。
これが最後になるかもしれないから。

時間はゆっくりだけど、確実に過ぎていきます。
子どもとの時間をもっと大切にしたいと思います。

私自身、母と最後に手をつないだのはいつだったろう。

そう考えたら、父や母のことももっと大事にしないと、と思うようになりました。

当たり前のことでも、改めて言われないと気付かないことってたくさんありますよね。

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