先週、小学1年生の長男の一番仲の良いお友達がインフルエンザで学校をお休みしました。
今のところ、長男のクラスでインフルエンザにかかったのはその子だけ、ほかのクラスでも2、3人ちらほらと出ている程度。
「今年はそんなに流行らずに終わるのかな~?」
なんてママ友たちと話をしていたのですが…。
やはり甘かった。
インフルエンザの流行はこれからのようです!
インフルエンザは1年に2回かかることもある
厚生労働省によると、1月22日までの1週間に受診したインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり28.66人となりました。
この1週間だけで、全国で推計およそ161万人の患者が受診している計算になります。
年齢別では「5歳から9歳」がおよそ26万人と最も多いそうなので、我が家の7歳の息子にも気を付けさせようと思います。
さて、有名な話ですが、インフルエンザには複数の型があり、それぞれ別の型なので2回かかる可能性があります。
1度かかって完治したからといって油断していると、再度別の型のインフルエンザにかかるかもしれません。
また、ワクチンの予防接種もしたからといって絶対にかからないわけではありません。
なぜならインフルエンザのワクチンは、「かからないためのもの」ではなく「重症化を防ぐ」のが目的のワクチンだからです。
がん・感染症センター都立駒込病院の今村顕史さんによると、インフルエンザの中には処置が間に合わないほどのスピードで悪化するタイプのものもあり、重症の脳症や肺炎を起こすことがあります。
従って、基礎疾患のある人、子どもや高齢者など、重症化のリスクが高い人ほど接種が強くすすめられているのだそうです。
インフルエンザにかかってしまったら
インフルエンザの潜伏期間は1~2日ほどで、普通のカゼに比べて症状の進行が早く、頭痛や関節痛、寒気、咳などの諸症状が強く、熱も急激に高くなることが多いのが特徴です。
少しでも怪しいと思ったらすぐに病院でインフルエンザの検査をしてもらいましょう。
「迅速診断キット」と呼ばれる検査器具を使い、10分以内に結果を知ることが可能ですが、発症直後の12時間以内の場合は体内のウィルス量が少なく、陰性と判定されることもあるそうですので注意が必要です。
もし陰性と診断されても、次の日にまだ高熱が続くなどの症状が出たら再度検査してもらうことをおススメします。
発症中の5つの対策
「なごみクリニック」院長 武井 智昭さんによる発症中の5つの対策は以下です。
- かかりつけ医師の指示にしたがった治療を受ける
- 安静にして休養をとる。特に十分な睡眠が重要
- 水分を十分にとる。お茶やスープ等も可
- 咳やくしゃみによって、周囲に二次感染させないために不織布製マスクを着用する
- 人混みや繁華街への外出を控える。職場や学校に無理して行かない
※小児の場合、急に走りだす・部屋から飛び出そうとする・ウロウロと歩きまわるなどの異常行動を起こす可能性があります。ですので自宅療養の場合、少なくとも発症から2日間、できれば解熱するまではお子さんが1人きりにならないように配慮してください。
復帰の目安
一般的にはインフルエンザ発症前日~発熱後5日間は鼻や喉からウイルスが排出されるのでその期間は外出をしてはいけません。
ただし、病状によってお医者様の許可が出た場合はその限りではないそうです。
インフルエンザ治療薬
抗インフルエンザウィルス薬としては主に以下のものがあります。
- タミフル
- リレンザ
- ラピアクター
- イナビル
症状が出始めてからの時間や病状によって薬は異なるため、薬の使用はかかりつけの医師の指示に従いましょう。
これらの薬は発症から48時間以内の早期に服用すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、鼻やのどからのウィルス排出量も減るそうです。
2日以降の服用では十分な効果は得られません。
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