子供の同級生は、何歳くらいから携帯電話を持っているのだろう?
どれくらいからインターネットをやらせても大丈夫なんだろう?
親としてはいつから子供に機器を与えるのかも悩みのタネですよね。
私もちょっと気になったので、今時の子供のインターネットの利用環境について調べてみました。
子どものインターネット機器・インターネットの利用率
内閣府の「平成28年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、平成28年度は小学生でも60%以上、高校生になると98.2%とほぼ全員に近い人数がインターネットを利用していることがわかりました。
インターネットを利用する機器としてほぼ半数を占める子どものスマートフォンの利用率は以下です。
小学生でも約3割がスマートフォンを使用しているとは驚きです!
(大人でも必要ないかもと思うことがあるのに…)
高校生になると約95%の子供がスマートフォンを利用しているんですね。
もはや必需品とも言える普及率です。。。
子どものインターネットの利用内容は?
では子供たちのインターネットの利用内容はどういうものなのでしょうか?
平成28年度の利用内容が高いTOP5を順にみていくと
- 動画視聴
- ゲーム
- コミュニケーション
- 音楽視聴
- 情報検索
となっています。
中でも堅調に伸びているのは「動画視聴」。
インターネットを通じてドラマや映画を手軽に見ることができるようになったことのほかにYouTubeなどの動画サイトに子供たちが順応していることが伺えます。
子どもたちの1日当たりのインターネット利用時間はどれくらい?
では子供たちは、1日当たりどれくらいの時間をインターネットに費やしているのでしょうか?
うわあ、これは長い!
これ、本当に!?と思っちゃいました。
1日当たり2時間以上インターネットに費やしている子供が、小学生でも3割以上!
高校生になると70%超えです。
5時間以上なんていう強者も各年代で相当数見受けられます。
これ、テレビは別ですからね~。
人生全体で言ったらどれだけの時間をインターネットに吸い上げられているんでしょう…。
今時の若者は家に帰るとテレビ、パソコン、スマートフォンすべての電源を入れてそれぞれを同時進行で使う人が多いと聞いたことがあります。
まあ、私もインターネット使用歴はかなり長いので気持ちはわかりますが、私の場合はほとんどが仕事で使ってきたのであまり現実感がありません…。
(というか、高校生の頃までにインターネットは普及していませんでしたが)
インターネットが心や体に及ぼす悪影響
当然ですがインターネットは非常に便利なものですし、節度をきちんとわきまえて使えば良いことだらけでマイナスの要素は微々たるものです。
しかしやはり、「使いすぎ」による子供の心や体に及ぼす悪影響には気を付けなければいけません。
Huffington Postによると、インターネットを使いすぎることによる心に及ぼす5つの影響がまとめられています。
- インターネット依存症になる
ある研究でネットの使用をやめられないユーザーの脳を調べたところ、アルコールや薬物依存者と同じ脳の状態が確認されたそうです。
ネットの使用を1日やめさせると心身ともに禁断症状もあらわれるらしいです。
怖いですね。
ゲームにはまると長時間インターネットに触れていることになることが多いため、特に注意が必要です。 - 孤独で嫉妬深くなる
多くの人とつながることができる SNS 。
とても便利で楽しく知り合いと繋がれるツールではあるのですが、友人の楽しそうな休暇の写真や「昇進」などの幸せな投稿に、嫉妬や焦燥感を募らせる人が急増していることが分かっているそうです。
「Facebook鬱(うつ)」と呼ばれるそうです!
私もFacebookをやっていますので、なんとなくわかります! - 十代の若者の間で自殺率が高まる恐れ
インターネットが思春期の多感な若者に及ぼす影響について、英オックスフォード大学が調査を行いました。
その結果、傷つきやすく繊細なタイプの若者が自傷行為や自殺についてネットで調べた場合、ネットで見つけた内容によっては直接自殺につながる可能性が高いとの見解が発表されたそうです。 - 情報過多による記憶障害の可能性
あるコンピューターサイエンス学教授の研究で、ただ単にネットサーチするするだけでも情報過多になり、記憶の整理が困難になることが証明されているそうです。
メールや SNS、ウェブサイトなど複数の情報源から、どの情報を得て何が関連あるのか把握することが難しくなり、情報過多による集中力の低下で一つのことを効率的にこなせなくなるのだとか。 - 適度なネット使用は高齢者の脳を活性化
しかしながらインターネットは悪い影響ばかりではななく、適度なネットの使用は高齢者の脳の神経系を活性化し、脳機能を高める効果があることが判明しているそうです。
確かに年を取るごとに新しいことにチャレンジすることはおっくうになっていきますからこれは納得ですね!
これだけのインターネット時代に突入したのに、ネットの正しい使い方や付き合い方を教えてくれる環境は今のところ整っているとは言えません。
ネットでのいじめや犯罪もニュースでよく耳にするようになりましたし、子どもたちには正しい使い方を教えていかなくてはいけません。
また、改めて説明するまでもないかもしれませんが、身体にも当然以下のような悪影響を及ぼします。
- 目が悪くなる
- 運動不足になる
- 寝不足
私は社会人になって仕事でパソコンを一日10時間以上見続ける生活になって、あっという間に視力が落ちました(涙)。
今もどんどん悪くなり続けています。
職業病だから仕方がないと思いつつ、どこまで悪くなるんだろうと怖くなります。
運動不足も深刻ですし、寝不足もとてもよくわかります。
大人はまだ自分の責任ですが、子供たちにこんな身体的リスクを背負わせてはいけないですよね。
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