頭の良い子供が育つ家のリビングには共通点が多くあると言います。
その共通点をまとめてみました。
今回は後編です。
4 レゴブロック、積み木
東大大学院修了のタレント・木村美紀さんによると、家でよく「レゴブロック」で遊んでいた!という人は東大生56%、全国平均22%とここでも大きな差が出るそうです。
米国マサチューセッツ工科大学名誉教授シーモア・パパート氏は、「Constructionism(コンストラクショニズム)」と称する教育理論の中で、「本当の理解は実体験から得られる。子どもたちが何かを夢中で作り上げているとき、その過程で学んだことはだれかに言われたどんな教えよりも深くしみ込む」と述べています。
ものを作る過程が子どもの発達において効果があるのです。
レゴには「レゴスクール」もあり、子供たちが遊びながら想像力や問題解決能力を育むプログラムを実践しています。
我が家の近所にもあるんですよね、行かせたいなあ。。。
また、論理数学的な知性や空間的な知性を刺激するには積み木がベストと言われているそうです。
5 将棋
将棋はババ抜きなどのトランプゲームやすごろくなどと違い偶然性の要素がないボードゲームです。
もし負けたらその原因はすべて自分の指した手に理由があります。
従ってどうしたら勝てるのかということを論理的に考えざるを得ませんので真剣にやればやるほど論理的な思考力と論理的に物事を説明する能力が身につきます。
さらに将棋が強くなるためにはたくさんの暗記が必要になるため、暗記力が鍛えられます。
子どもたちは、1手1手の意味を理解することで100手ほどの棋譜(対局の記録)を苦もなく覚えていきます。
私の夫は小学生の頃、授業中はずっと将棋のことしか考えていなかったそうです(汗)。
ものすごく論理的思考に長け、物事をわかりやすく説明することが上手なのですが、将棋のおかげかもしれません。
6 本棚、本
これは、わかりやすいですね。
「できる子」は本をたくさん読むというのは昔から言われていますが、やはり真実のようです。
そして、本をたくさん読む子供の親も本をたくさん読むということ。
私自身は、はっきり言って「活字中毒」です(しかし私が「できる子」だったかは別問題)。
本、大好きです。
読みだすと止まらなくなってしまうので自制していて、ここ数年あえて読んでいません。
子供には親が本を読む姿、見せたほうがいいんですよね。難しいなあ。
リビングの、子供が気軽に手に取れる場所に漫画など興味を惹くものと一緒に色々な本を忍ばせておくといいそうです。
決して強要はせず、小学生くらいまでは読み聞かせが効果的だそうですよ。
結局は、好きなことを好きなだけ
まだまだあります。
「ホワイトボード」「折り紙」「時刻表」「ジグゾーパズル」。
「ホワイトボード」は親子での連絡のやりとりや、ものごとを説明する際に使うのでコミュニケーション能力が発達するそうですし、「折り紙」「時刻表」「ジグゾーパズル」の類は頭の中でさまざまに展開図が描けるようになるなどと言われています。
しかし結局、子供が何に興味を持つか親にはわかりませんし、当然決めることなんてできません。
重要なのはやらされた感がなく夢中になることができ、さらに自分が納得できるまで達成することなのではないかな、と思います。
エッセイスト、教育・子育てアドバイザー 鳥居りんこさんのエッセイにこんな言葉がありました。
「我が子に雲の上に登るほどの集中力を付けさせることが、頭脳明晰なDNA雲上人と互角に渡っていける唯一の道である」。
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