先日は「スマホ育児」について書きましたが、本日はスマホやネット接続機器に関して、親が未就学児に対してやってしまいがちな注意するべき事例を4つ集めました。
因みに「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」によれば、年齢別のスマホ利用率は以下のようになっています。
- 0歳 … 21.8%
- 1歳 … 41.8%
- 2歳 … 56.0%
- 3歳 … 60.3%
- 4歳 … 62.5%
- 5歳 … 62.5%
- 6歳 … 74.2%
また「毎日必ず」「ほぼ毎日」使う家庭は合計約50%にのぼります。
大人が家庭内ですることは誰も見ていないし、注意してくれる人もいません。
保護者自身がついついやってしまうことをしっかり認識し、正しい使い方を身に着けていきたいですね。
1.スマホ越しに育児していませんか?
子どもにスマホを渡して使わせるだけではなく、保護者がスマホに熱中しながら育児をしている事例が多いそうです。
かくいう私もかなりドキッとする指摘です。
私はゲームなどは一切やらないのですが、現在1歳の子どもを家で育児中なので買い物もネット通販を利用することが多く、スマホで買い物をするのについつい熱中してしまうことがあります。
日用品、子供服、自分の服、食品…、ほぼ毎日ネットで買い物サイトを見ているかもしれません。
テレビを毎日長時間見ている子供は言葉の数が少ないそうですが、それはテレビが原因ではなく大人との会話が少ないことが原因となっていることが最近の研究でも明らかになっています。
会話だけではなく日ごろの親の表情などからも子どもは愛着や信頼感を育んでいます。
子どもと一緒の時間は保護者自身もスマホやパソコンに熱中しすぎないことが大切です。
2.寝る前にスマホを渡していませんか?
就寝前のスマホ利用はブルーライトなどの目からの刺激が睡眠を妨げると言われています。
乳幼児は夜7時~朝7時の時間帯を目安に十分な睡眠と、生活のリズムを崩さないことへの配慮が必要です。
私もパソコンを使った仕事をしていますが、ついつい夜遅くまで仕事をしてしまった時など眠くなるどころか逆に頭が冴えて全然眠れなくなることがあります。
子どもに長時間や寝る前に見せないようにすることはもちろん、大人もブルーライトを軽減する眼鏡をかけてパソコンやスマホをして害を抑えることが大切です。
3.スマホやゲーム機を子ども一人で遊ばせていませんか?
もちろん、スマホやゲーム機が全て害となるというわけではありません。
学習アプリやゲームもありますし、たくさんの知識を得ることのできるツールとなることもあります。
しかしゲームをただやっていればいいというわけではなく、子供はパパやママ、保護者との会話を通してスマホやゲームから知識を吸収するのです。
正しい知識の定着には、親子が一緒に体験し、内容について話し合うことが大切です。
私も主人も、スマホやゲームをやるときはなるべく子供に注意して声掛けしたり、自分もやってみて一緒に楽しむことを心がけています。
(…というか、もともと私も主人もテレビゲームやモバイルゲーム世代なので割と好きだったりするのですが。)
4.子どもの遊び道具がスマホやゲーム機に偏っていませんか?
スマホやゲーム機は、節度を守り利用時間を決めて使えば子供に与える害はほぼ問題がないと言われています。
例えばスマホは30cm以上話して見るようにする、テレビは30分、スマホは15分以上続けて見ないことにするなどです。
しかしスマートフォンをやる時間が終わったから次はパソコンでゲーム、少し時間をおいて今度はタブレット、などと遊び道具がスマートフォンやゲーム機に偏ってしまっているのは問題です。
子どものこの時期は「見る」「聞く」「匂いを嗅ぐ」「味わう」「手触り」など、知覚や認知発達において大切な時期です。
様々な道具を使ったり、身体を動かす遊びをバランスよく取り入れ、晴れた日には外に散歩に出るなど幅広い体験をさせてあげることが大切です。
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