人工知能AIロボットソフィアの「人類を滅亡させる」発言が物議を醸し、
iPhoneの人間の声に反応してスマホを操作しておしゃべりもできる「Siri」が話題になり、
チェスも将棋も、そして最難関と言われていた囲碁でも人間を打ち負かし、
2000万件もの医学論文を学習した人工知能が、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果60代の女性患者の命が救われたりと、
2016年は人工知能、すなわちAI(Artificial Intelligence)の話題が数多くありましたね。
このままAIが進化し続けると、ある面では便利になることもたくさんあると思いますが、その分確実に人間の仕事は減っていきます。
またシンギュラリティと呼ばれる人工知能が人間を超える日が2040年頃来るとされています。
2040年といえば、割とすぐですよね。
おそらく私もまだ生きていますし、息子たちは社会に出て間もないくらいの年齢です。
なんだか夢物語のようにも感じますが、私は、この件について無視はできないと思っています。
人工知能(AI…Artificial Intelligence)の将来について少し考えてみました。
そもそも人工知能(AI…Artificial Intelligence)とは
そもそも人工知能(AI)って何なんでしょう?
実は現段階では、人工知能について厳密な定義というものはまだ定まってないそうです。
理由は研究者や研究機関によって、その解釈や認識に多少のずれがあるから。
しかし人工知能に関する名著「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」の著者である松尾氏の言葉を借りて定義すると、
人工的に作られた人間のような知能
という表現がわかりやすいでしょう。
近い将来、人工知能(AI)が人間にとって代わると言われている職業
週刊ダイヤモンドによる機械が奪う職業ランキング(米国)の上位15位は以下の通りです。
- 小売店販売員
- 会計士
- 一番事務員
- セールスマン
- 一般秘書
- 飲食カウンター接客係
- 商店レジ打ち係や切符販売員
- 箱詰め積み降ろしなどの作業員
- 帳簿係などの金融取引記録保全員
- 大型トラック・ローリー車の運転手
- コールセンター案内係
- 乗用車・タクシー・バンの運転手
- 中央官庁職員など上級公務員
- 調理人(料理人の下で働く人)
- ビル管理人
確かに、ランキング1位の「小売店販売員」などは、現在でも既にインターネットで手軽に買い物をする人が増えていることもありイメージしやすいですね。
また事務や秘書なども機械がやってくれるのであれば早くて正確な仕事が期待できそうです。
人工知能(AI)に乗っ取られないと言われている職業、生まれる職業
乗っ取られる職業があれば当然安泰な職業、新たに誕生する職業もあります。
- 3Dプリンター屋さん(Print Shop Manager)
- デジタル通貨アドバイザー(Digital Currency Advisor)
- 物事をシンプルに捉えられる専門家(Aquaponic Fish Farmer)
- ゴミの設計者(Garbage Designer)
- 都会の農家(Urban Farmer)
- バイオフィルム設置者(Biofilm lnstaller)
- ノスタルジスト(Nostalgist)
- ダンサー(Dancer)
- ファッションデザイナー(Fashion Designer)
- 弁護士(Lawyer)
- 会計士(Accountant)
- 配管工(Plumber)
- 薬剤師(Pharmacist)
- 察官警(Police Officer)
2.デジタル通貨アドバイザー(Digital Currency Advisor)…たとえば数年前から何かと話題になっているBitcoin。
これからもいろいろな仮想通貨が出てくる可能性が高いため、その分野のプロフェッショナルが当然必要とされます。
4.ゴミの設計者(Garbage Designer)…廃棄物が少なくなるように製品を設計する専門家が必要とされるようになります。
5.都会の農家(Urban Farmer)…垂直農場の登場で都会でも農産物が作られるようになると言われています。
6.バイオフィルム設置者(Biofilm lnstaller)…バイオフィルムというゴミ処理・汚水処理が可能になるアイテムを家庭に取り入れることが一般的になり、フィルムを家庭に導入する職が生まれると言われています。
7.スタルジスト(Nostalgist)…高齢者に向け過去の記憶を追体験するための環境を用意する職業が登場するといわれています。
8.ダンサー(Dancer)、9.ファッションデザイナー(Fashion Designer)未来の新技術を取り入れていく必要はあるが、人間による創造力は必要とされるでしょう。
10.弁護士(Lawyer)、11.会計士(Accountant)は機会に取って代わられる職業としてもランクインしていますが、世界中の人間同士交流をする部分では変わらず必要とされるといわれています。語学力など必要な技術は高度なものが求められるようになるでしょう。
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